高い国産米 vs 安い輸入米
「輸入米って安くて普通に美味しい」って意見と、「農薬がたくさん使われてて危険だ!」って意見、両方聞きますよね。実際のところ、どういう違いがあるんでしょうか?
結論から言うと、輸入米は日本の法律で安全だけど、国産米には「味」と「未来」を選ぶ大きな価値があるんです。
知っておきたい!国産米と輸入米の違い
まずは、国産米と輸入米の基本的な違いをチェックしてみましょう!
| 項目 | 国産米 (国内産) 🇯🇵 | 輸入米 (外国産) 🌎 |
|---|---|---|
| 【安全性】 | 絶対的な安心。 厳しい国内ルールと、生産履歴(トレーサビリティ)が明確で信頼性が高い。 | 日本の基準はクリア。 厚労省の検査は通るけど、現地での農薬ルールは日本と違うことがある。 |
| 【品質・鮮度】 | 極めて安定! 日本人の好みに合わせた最高の食味。低温管理で美味しさをキープ。 | 鮮度が落ちやすい。 船で運ばれるから、風味が落ちるリスクがある。 |
| 【薬剤処理】 | ほぼなし! 低温貯蔵で虫がつかないよう管理されるから、収穫後の薬はめったに使わない。 | 実施されることが多い。 長い輸送と貯蔵のため、虫よけの「燻蒸処理(くんじょうしょり/ガス)」がされることが一般的です。 |
| 【価格】 | ちょっとお高め。 | お財布に優しい。 |
⚠️ 心配なのは「ポストハーベスト処理」
輸入米の不安要素としてよく聞くのが、「ポストハーベスト処理」です。

収穫(ハーベスト)された後(ポスト)に、収穫物に農薬を使うのです。これは、収穫後に害虫(コクゾウムシなど)やカビの発生を防ぐために行われる薬剤処理のことです。特に輸入米では、船での長距離輸送や倉庫での長期保存のために、薬剤をガス化させて全体を消毒する「燻蒸処理(くんじょうしょり)」がされることが多いんです。
国産米ではほとんど行われない「収穫後の薬剤処理」がある、という事実が、消費者の不安の背景にあります。
でも、日本の基準は世界一厳しい!
輸入米が不安でも、そこはご安心ください! 輸入米に使われる薬剤は、日本の食品衛生法が定める「ポジティブリスト制度」で厳しくチェックされます。日本が定めた残留基準値を超えているお米は、検疫でストップがかかり、国内には絶対に入ってきません。

輸入米は、この厳しい日本の基準をクリアしているからこそ、法律上の安全性は守られています。
国産米をおすすめする4つの理由
安全性はクリアしているとして、それでも私たちが自信をもって国産米をおすすめするのは、お金には換えられない価値があるからです。

1)品質・食味の安定性と「絶対的な安心」
私たち【ライスファミリー】では保冷庫を導入し、収穫後の美味しさをしっかりキープしています。日本の気候に合った品種改良と低温貯蔵で、いつでも最高の粘りと風味を楽しめます。
さらに、誰が、いつ、どこで作ったか(トレーサビリティ)が明確なので、安心感がケタ違いです。
2)環境と暮らしを守る「お米の役割
米作りには、私たちの日々の暮らしを守る大切な役割があります。
- 天然のダム機能: 田んぼは雨水を一時的に貯める場所になり、洪水を防いでくれます。
- 豊かな自然: 水田の生態系が、日本の多様な生き物のすみかを提供しています。
国産米を選ぶことは、この日本の豊かな環境を守る活動に繋がります。
3)私たちの食料安全保障
国際情勢が不安定になったとき、食べ物が海外から届かなくなるリスクはゼロではありません。ほぼ 100% 自給できるお米は、私たちの食生活を守る「最後の砦」です。国産米を選ぶことで、日本の食料を自給する力を維持できます。
4)地域経済を支える「応援」
農家さんにお金が回ることは、地方の雇用と経済を支えることになります。国産米を選ぶというあなたの行動一つが、日本の農村地域を元気にする応援になるんです。
結論:選ぶのは、あなたの「価値観」です。
輸入米は法律的には安全です。しかし、国内の農家さんを守り、日本の美しい環境を次世代に繋げ、最高の品質と安心感を求めるなら、国産米に軍配が上がります。
日本の主食であるお米の未来を一緒に守っていきたい【ライスファミリー】の活動に、ぜひ共感し、応援していただけると嬉しいです!

