お米がない…
日本人の主食であるお米をめぐる状況は一変しました。スーパーからお米が消え、価格は高騰。私たちは、本当に安心して美味しいお米を食べ続けられるのでしょうか?

【ライスファミリー】の企画は、そんな令和の「米騒動」が始まる前、2023年からスタートしていました。その根底にあるのは、「美味しいお米を、安心して、適正価格で」というシンプルな想いだけです。
作況指数(さっきょうしすう)という「嘘」が隠した真実
2023年は記録的な猛暑でした。私たち生産者には、その年の収穫で「商品として売れるお米の収穫量(一等米比率)」が大幅に減ることは明白でした。
にもかかわらず、2024年に「お米がない」と騒がれ始めた際、農林水産省は2023年の作況指数(収穫量)が101(前年以上)だと発表し、「供給量に問題はない」と主張しました。
ここに大きな問題がありました。
収穫量と、実際に販売できるお米の量は全く比例しないのです。
高温により、割れてしまう「胴割れ米」や白濁した「乳白粒」が増加。さらにカメムシによる「斑点米」も激増しました。農家は、これらの不良品を厳しく弾いて出荷します。つまり、量は取れても、市場に出せる品質のお米は大幅に減っていたのです。

これにオールドメディアの「コロナ禍明けでインバウンド需要が増加」という報道が重なり、買い占めが発生。結果、お米の価格は大幅に上昇することになりました。
見えない危機:流通の現場で何が起きているか
この混乱で、全く米の流通に関係ない業者が市場に湧いてきました。彼らは適切にお米を管理しているでしょうか?

お米は生鮮食品です。一般的に、温度15度以下、湿度70%-75%での保管が必須です。これを怠れば、カビや虫が湧き、せっかくの良いお米も全て台無しになります。
私たち【ライスファミリー】は、皆さまにお届けするお米を美味しく保存するために、厳格な温度・湿度管理ができる「保冷庫」を導入しています。これは決して無駄な投資ではなく、「安心」という付加価値だと考えています。
誰が日本の食を守るのか?
地方へ行けば、田んぼに限らず耕作放棄地が拡大しています。日本人の主食であるお米の田んぼさえ、どんどん荒れていく。

その一番の理由は、農家が儲からないからではないでしょうか?
農家が利益を得られる仕組みさえ作れば、人手不足は解消に向かいます。電気代も、車も、他の食料も値上げが続く中で、お米だけが「安い」状態というのは、もはや持続不可能なのです。
農家の収入を安定させるためにあった「減反政策」は2018年に廃止され、そしてついに「作況指数」も現状に合わないとして2025年に廃止が決定しました。
ですが私たちは犯人探しをしても仕方がないと考えています。
過去の政策や報道を責めても、お米は作れません。
私たちの決意:【ライスファミリー】という答え
私は、日本の農業のことをしっかりと知り、情報発信することで、農家の付加価値を認めてもらうことにしました。
農家さんがきちんと利益を得て、顔の見える信頼できる生産者から、適正に管理された安心で美味しいお米を消費者が直接手に入れる。【ライスファミリー】は、そのシンプルな仕組みを追求します。
私たちを信頼してくださる方々へ、質の高いお米を安定して提供し続けること。それが【ライスファミリー】が果たすべき、最も大切な約束です。
まずは、その「美味しさ」と「安心」を確かめてください。

